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聖輝「……。」


愛純「……。」


永島さんは何も言わない。


ただ、僕のことをじっと見つめていた。


聖輝「…あっあの…ごっごめんなさい……」

やっぱり…急に告白されて迷惑だったかな…

愛純「どうして謝るの？」


聖輝「えっ？」


愛純「……。」


聖輝「あっいや…急に告白されて…迷惑だったかなって…」


愛純「そんなことないよ、すごく嬉しかった。」


聖輝「えっ？」


愛純「私…今まで告白されたことなかったから…」


聖輝「えっ？！」

こんなに綺麗なのに…？

愛純「それだけじゃなくて…気になっている人から…好きって言ってくれたことがすごく嬉しくて…」


聖輝「えっ？」


愛純「……。」

こっここは…

行くしかない…！！

聖輝「あっあの…永島愛純さん！」


愛純「はい。」


聖輝「僕は…あなたのことが…好きです！」


聖輝「なので…その…僕…僕と！おっ…お付き合い…してくれませんか…？」


愛純「…私でよかったら…こちらこそよろしくお願いします。」


聖輝「えっ……」

そっそれって…

もしかして……

聖輝「あっあの、えっと…それって…僕と…おっお付き合い…してくれるってこと…？」


愛純「はい。」


聖輝「あっあぁ…やった…やったぁー！！」


僕はついその場で叫んでしまった。


聖輝「あっ！？ごっごめん！嬉しくてつい…」


愛純「ふふっ、涼野くんって面白いね。」


聖輝「あっあはは…」


愛純「涼野くん。」


ギュッ


聖輝「えっ？」


愛純「ありがとう、私のこと…好きになってくれて。」


聖輝「永島さん……」


握られた永島さんの手はすごく温かかった。


聖輝「あっあの、これからは…その、彼氏として…よろしくね！」


愛純「こちらこそ、彼女としてよろしくね。」


聖輝「うん！」


中学3年生の春。


人生で初めての彼女ができました。