
Everlasting Love
第54章 初恋
それから、僕達は日に日に仲良くなった。
登下校は一緒にし、休日はデートに出かけ…
そして、付き合ってちょうど1ヶ月の記念日にはお揃いのネックレスをプレゼントした。
愛純「ありがとう、すごく嬉しい!」
僕のプレゼントを心底喜んでくれた。
聖輝「何か…こういうの恥ずかしいなぁ…」
愛純「これ、毎日着けるね。」
聖輝「本当に?」
愛純「うん!学校には内緒でね。」
聖輝「そっか…ふふっ」
愛純「聖輝くんも…着けてくれるよね?」
聖輝「もちろん!学校には内緒で!」
愛純「ふふっ、だね。」
初めて感じるこの気持ち…
気持ちよくて仕方がない。
これが…恋する気持ちなんだね。
恋って…何て楽しいものなんだろうか。
愛純「聖輝くん?」
聖輝「えっ?あっううん、何でもない。」
今まで感じたことない喜びが自然と顔に出ていたようだ。
僕はこの初恋を大切にしたい。
これからもずっとずっと……
しかし……
この幸せが…僕の初恋は……
そう長くは続かなかった。
