
Everlasting Love
第13章 嵐の夜
聖輝「……。」
「涼野くん!!」
聖輝「やっ…ヤス…ヤス!!」
安田「涼野くん…どないしたん?!」
聖輝「ぐすっ…お願い…そばにいて…?僕から離れないで…?」
安田「涼野くん……とりあえず…僕ん家に行こか。」
聖輝「…はい…」
僕はヤスにしがみついて歩いた。
この手を離すと…どこか遠いところに行ってしまうような気がしたから…
安田「涼野くん…どないしたん?」
聖輝「…今日…ストーカーに…襲われて…」
安田「えっ?!」
聖輝「襲われた時に…嵐さんが…助けてくれました…」
安田「そっそうやったんや…よかったぁ…」
聖輝「そっその後…にっ二宮さんの家に行って…皆で遊んでいました…」
聖輝「そして…家に帰る途中…何か…心細くて…その…櫻井さんの家に…泊まらせてもらうことになったんです…」
安田「うん。」
聖輝「さっ…櫻井さんの…家に着いて…部屋に入った時に…おっ女の人がいて…ぼっ…僕の目の前で…櫻井さんとその人が…キッ…キス…しました…」
安田「えっ…?!」
聖輝「そっそれ見た瞬間…僕…邪魔者だって思って…無我夢中で走ってたら…急に涙が出てきて…」
安田「そうやったんや…」
聖輝「ごっ…ごめんなさい…!夜中に…連絡して…」
安田「ええよ。そんなん気にせんとって。」
聖輝「ぐすっ…僕…最近…すごく人肌が恋しくて…一人でいるのが嫌なんです…」
聖輝「だから…その…櫻井さんに…甘えようとしたら…彼女さんがいたから…」
安田「……。」
聖輝「僕…おかしいのかな…?男の人に甘えたいって思っちゃう…」
安田「……。」
聖輝「独り占めしたいって思っちゃうんです…どうしてだろう…」
聖輝「僕…何がしたいのか分からない…!!」
ギュッ
安田「僕でよかったらずっとそばにおるよ?」
聖輝「えっ…?」
