Everlasting Love
第3章 道のり
今日は久しぶりに桂くんと優誠と会って、たくさんおしゃべりした。
その中で…僕は一大決心をした。
あのことから目を背けずに、前に進んで行くために…
聖輝「ただいま。」
母親「おかえり、ご飯は?桂一くんのところで食べてきた?」
聖輝「うん。」
母親「そう、じゃあすぐにお風呂に入っちゃいなさい。」
聖輝「うん。」
…よし、お風呂上がったらあのこと…ちゃんと話さないと…!
僕はそう決断してお風呂に入った。
父親「おぉ、聖輝。ただいま。」
聖輝「おかえり、お父さん。」
父親「今日桂一くんと優誠くんに会ってたんだって?」
聖輝「うん、久々に2人と会ってすごく楽しかった!」
父親「そうかそうか!それは良かった!」
聖輝「あのね、お父さん!ちょっと話したいことがあるんだけど…」
父親「んっ?話か…お風呂入ってからでもいいか?」
聖輝「うん、分かった。」
お父さんはお風呂場へ向かった。
母親「お父さんに話があるの?」
聖輝「いや、お母さんにも聞いてほしいことなんだ。」
母親「あらっ私にも?何かしら?」
ハァ…緊張してきた…でも…ちゃんと言わないと…
僕はお父さんがお風呂から上がってくるまで、リビングで無言で待った。
父親「聖輝、話って何だ?」
母親「私にも聞いてほしいことなんですって。」
父親「母さんにも?大学のことか?」
聖輝「いや、大学のことじゃなくて…その…」
父親「何だ?」
聖輝「あっあの!お父さん!お母さん!」
母親「はっはい。」
聖輝「僕…僕ね…ジャ…ジャニーズのオーディションに…おっ応募…したいんだ…」
父親「…えっ…?」
母親「まっ聖輝…?」