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聖輝「ハァ…」


光樹「何やねん！さっきからため息ばっかり…」


聖輝「いや…だって…」


村上くんとケンカして2日が経った。僕は今、大学の食堂で光樹くんとそのことについて話していた。


光樹「そんなもんお前が謝れば済む話やん？」


聖輝「そっそうかもしれないけど…謝っても許してくれる気がしなくて…」


光樹「せやからってこのまま謝らんと放ったらかしにしてる方が気悪いで？」


聖輝「うっ…うん…」


光樹「ハァ…何でヤスに頼らんかったんよ？」


聖輝「だっだって…安田さんだって忙しいし…頼りっぱなしって訳にもいかないし…」


光樹「いやいや…それくらいええやん。」


聖輝「でっでも…」


光樹「ハァ…何かこっちまでため息つきたくなるわ…」


「しまー！！」


光樹「んっ？」


聖輝「えっ？」


光樹「おぉっ！大和！」


大和「よっ！何してるの？」


光樹「ちょっと友人の悩みを聞いててな。」


聖輝「こっこんにちは…」


大和「あっ！涼野聖輝！」


光樹「そう、俺の友達な。」


大和「すげぇ！！有名人と友達なんだ！あっ、初めまして！俺南大和！よろしく！」


聖輝「あっうん！えっと、涼野聖輝です。よろしくね。」


大和「うん！うわぁすっげぇ…こんな間近に有名人がいるなんて…」


光樹「聖輝とはな、高校の時からの友達やねん。」


大和「へぇーそうなんだ。やっぱそうだよなぁ…有名人だからって近づくっていうのはちょっと違うもんな。」


光樹「せやなぁ。あっ、大和は同じサークルの仲間やねん。」


聖輝「サークル？」


大和「おぅ！俺達フットサルやってるんだ！」


聖輝「へぇ〜フットサルかぁ…」


光樹「大和さ、中高サッカーやってて、高3の時全国大会3位になってんて！」


聖輝「えっ？！すっすごいね！」


大和「いやいや、優勝じゃなかったら意味ないって。」


光樹「いやいや、全国大会出るだけでもすごいことやで？」


大和「そっそうか…？」


聖輝「そうだよ！全国大会に出たなんて…カッコいいね！」


大和「おっおぅ！ありがとな！」


光樹「で？何か用事あった？」