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Everlasting Love

第16章 親友



光樹「って言いたいけど、未成年の芸能人連れて行く訳にはいかへんな。」


聖輝「そっそうだね…って、光樹くんも未成年じゃん!」


光樹「まぁな。でも、そのお店本格的なBARやなくて、アミューズメントBARやねん。」


聖輝「アミューズメント?」


光樹「ダーツやビリヤードがあるところ。」


聖輝「へぇ!すごいね!」


光樹「せやろ?俺もお客さんと一緒にダーツやりまくり!」


聖輝「うわぁ…楽しそう♪」


光樹「お前が芸能人やなかったらな、連れて行ったるねんけど。」


聖輝「芸能人だからダメなの?」


光樹「そうやな。芸能人ってさ、何か問題起こすとすぐ週刊誌に載るやろ?未成年がBARに入ったところ写真撮られたら芸能生活終わりやわ。」


聖輝「芸能生活終わり…」


光樹「まぁ、今度お店の写真撮って見せたるわ。」


聖輝「うん!」


光樹「20になったらさ、お前にバースデーカクテル作ったるからな。」


聖輝「バースデーカクテル?うわぁ〜楽しみ〜♪」


光樹「あと2年か…頑張らなな。」


聖輝「僕のために頑張って♡」


光樹「ははっ!頑張ります。」


聖輝「光樹くん今日バイトあるの?」


光樹「うん、18時からな。」


聖輝「そっかぁ…勉強にサークルにバイト…忙しいね。」


光樹「いやいや、お前に比べたらマシやろ?」


聖輝「そんなことないよ!確かに仕事も大変だけど…まだ時間に余裕あるもん。」


光樹「あっそうなんや。まぁ、あのマネージャーやったら聖輝のことよう考えてスケジュール組んでるやろな。」


聖輝「波野さんかぁ…本当に頼りになるんだよね!」


光樹「あの人なぁ…何でもテキパキにこなしそうやな。」


聖輝「うん!頭もいいしカッコいいし、大人の男性って感じ!」


光樹「大人の男性なぁ…」


聖輝「本当、僕の憧れだよ…」


光樹「えっ?憧れてる人って松潤じゃないん?」


聖輝「まっ…松潤も…そうだけど…」


光樹「まぁ、憧れの人複数おってもええか。」


聖輝「はぁ…僕もカッコよくなりたいなぁ…」


光樹「なれるやろ。いつかは。」


聖輝「なれるかなぁ…?」


光樹「なれるなれる!大人になったら大人ならではの魅力がつくからな。」


聖輝「うっうん。」


光樹「さてと、そろそろ行こか。」

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