
Everlasting Love
第16章 親友
光樹「俺さ、バイト始めてん。」
聖輝「えっ?そうなの?」
光樹「うん。何のバイトやと思う?」
聖輝「うーん…居酒屋?」
光樹「あぁ〜残念!」
聖輝「うーん…あっ、コンビニ?」
光樹「コンビニなぁ…高校の頃やってたから考えてんけどなぁ…ちゃうねん。」
聖輝「コンビニじゃないの?うーん…ダメ、降参。」
光樹「はやっ!もう少し何か答えあるやろ?」
聖輝「えぇ?スーパーの店員さん?ファミレス?本屋さん?」
光樹「おぉっ、急に回答増えたな。」
聖輝「だって、光樹くんが他に答えあるだろって…」
光樹「そうやったな。でもちゃうわ。」
聖輝「ヒントは?ヒント!」
光樹「ヒント?せやなぁ…今まで出た答えの中では居酒屋が一番近いわ。」
聖輝「居酒屋?何だろう…あっ!焼肉屋さん!」
光樹「うーん…残念!」
聖輝「えぇ〜もう分からないよ〜!」
光樹「正解はな…BAR。」
聖輝「えっ?BARって…シャカシャカ振ってお酒作るあれ?」
光樹「シェイカーな。うん。」
聖輝「えぇっ?!そんなところでバイトしてるの?!」
光樹「サークルの先輩の紹介でな。結構面白いねんよ!」
聖輝「でっでも!光樹くんって…寮に住んでるんだよね?門限大丈夫なの?」
光樹「あぁ、あの寮別に門限無いねん。」
聖輝「えっ?そうなの?」
光樹「寮って言っても部屋貸してるだけやし、別にご飯の世話してくれる訳ちゃうからな。」
聖輝「へぇ…そうなんだ…」
光樹「まぁ、飯は基本相部屋の奴と一緒に作って食べるって感じやな。」
聖輝「そっそうなんだ…寮なのに門限ないって珍しいね。」
光樹「本間やな。でもそのおかげで今のバイトできるねんけどな。」
聖輝「でっでも…BARって…夜遅いよね…?」
光樹「せやな。でも、入ってるんは次の日余裕ある時だけやから身体は割と大丈夫やねん。」
聖輝「ほっ本当に…?」
光樹「うん。あっよかったら来る?」
聖輝「えっ?BARに?」
