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Everlasting Love

第16章 親友



聖輝「んっ…」

今何時だろう…

聖輝「…2時…?」


カーテンを覗くと空は暗かった。


聖輝「ふわぁ……寝よ。」


僕は再び眠りについた。


しかし…


聖輝「……眠れない…」

何でだろう…今日何かあったっけ…

聖輝「……。」


僕はスマホを手に取り、ある人に電話をかけた。


〜♪♪♪


〜♪♪♪


聖輝「…起きてるわけないか…」


〜♪


『もしもし?』


聖輝「もっもしもし?僕…ごめん、起こしちゃった…?」


『いや、大丈夫やで。どないしたん?』


聖輝「うん…ちょっと眠れなくて…」


『何や?何かあった?』


聖輝「いや、何かあった訳じゃないんだけど…眠れなくて…」


『そっか。俺でよかったら電話付き合うで?』


聖輝「えっ…でっでも、迷惑なんじゃ…」


『いやいや、こんな時間にかけてきてる時点で迷惑やっちゅうねん。』


聖輝「はっ!ごっごめん…」


『ええよ。俺もちょっと誰かとしゃべりたいなって思っててん。』


聖輝「えっ?そうなの?」


『うん。だから、電話付き合ってな。』


聖輝「…うん。ありがとう、桂くん。」

桂くんは昔から僕の都合に何かと合わせてくれる。
僕が悩んでる時だって、いつどんな時でもすぐに聞いてくれる。

聖輝「桂くん。一つ聞いてもいい?」


桂一『ん?』


聖輝「あっあのね…同性愛って…どう思う?」


桂一『同性愛?』


聖輝「うっうん…男同士の恋愛って…桂くんから見ると…どう思う?」


桂一『あぁ…BLか。俺そういうの本間無理やからなぁ…』


聖輝「そっそうだよね!桂くん彼女いるもんね…」


桂一『うーん…俺は純粋に男女の恋愛しか受け入れられへんわ。友達が同性愛者やったとしても…無理無理…』


聖輝「そっそっか。ごめんね?こんな話して…」


桂一『いや、構わへんけど…何でこんなこと聞いてきたん?』


聖輝「へっ?!あっあの…あっ!今大学でBLって言葉を…よく聞くんだ!」


桂一『大学で?へぇ…まぁ…一部の女子には人気あるらしいからな…』


聖輝「そっそうだね…」


桂一『お前はないよな?』


聖輝「えっ?」

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