Everlasting Love
第16章 親友
桂一『いくら女と恋愛するのが怖いからって男に走るようなことせんよな?』
聖輝「もっもちろんだよ!…今は勉強と仕事で忙しいから…」
桂一『俺はさ、いつかお前に恋愛と向き合ってほしいと思ってるねん。何年経ってもいいから…』
聖輝「桂くん…」
桂一『もちろん、俺は無理にお前に恋愛しろとは言わへん。けどな、女はあいつだけちゃう…他にもええ女は山ほどおる!』
桂一『俺はな、お前に幸せになってほしいねん。』
聖輝「幸せ…」
桂一『人生まだまだこれからやから、いくらでも生まれ変わるチャンスはある。それだけを…手離したらあかんで。』
聖輝「…うん。ありがとう。」
桂一『ごめんな、勝手に熱くなってしもて。』
聖輝「ううん。僕桂くんの話好きだよ?」
桂一『本間に?じゃあこれから24時間聞かせたろか?』
聖輝「あっ、急に眠気が…」
桂一『ははっ!冗談やって!でも、そろそろ寝よか。』
聖輝「うん。電話付き合ってくれてありがとね。」
桂一「こちらこそ。身体に気をつけてな。ほな、おやすみ。」
聖輝「おやすみ。」
ピッ
聖輝「…あれ…」
心のモヤモヤが消えた…
光樹くん、優誠、桂くんと話したからかな…
やっぱりこの3人って…僕にとってかけがえのない存在だ。
聖輝「…ありがと…」
僕は静かに眠りについた。