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Everlasting Love

第17章 1+5+7



僕の目の前にいる大野智はさっき泣いていたとは思えないほど、清々しい顔をしていた。


大野「そう。ウソ泣き。」


聖輝「そんな…騙したんですか?!」


大野「騙されるお前が悪い。」


聖輝「なっ…?!何のためにウソ泣きしたんですか?!」


大野「お前と2人きりで話したかったから。」


聖輝「えっ…?」


大野「ふわぁ…風呂借りる。」


聖輝「えっあっ…」


そう言って、大野くんはお風呂場へと消えた。


聖輝「……。」

なに…何なの…?
僕のこと嫌いって言ってたはずなのに…僕と話がしたいって…どういうつもりなんだろう…

聖輝「……。」


僕は大野くんがお風呂から上がるのを待った。


大野「お風呂サンキュ。」


聖輝「はっはい……?!」


大野くんはタオルを腰に巻いて脱衣所から出てきた。


聖輝「あっあの…大野さん…?」


大野「ん?」


聖輝「あの…服…置いてたと思うんですけど…」


大野「あぁ、俺冬以外は基本裸だから。」


聖輝「えっ…?!」


大野「水。」


聖輝「……。」

大野くんの身体って…意外とガッチリしてる…
肌が小麦色で…筋肉がついてて…カッコいいなぁ…

聖輝「……。」


大野「なに?俺の身体に見惚れてた?」


聖輝「えっ?!いっいやいや!そっそんなことないですよ!!」


大野「本当分かりやすいな、お前。」


聖輝「……!!」

何でみんな僕が思ってること分かるんだろう…
心を読まれるのってすごい恥ずかしい…

大野「ん〜お前も風呂入ってきたら?」


聖輝「えっ?あっはい…」


僕は言われるがままにお風呂に入った。

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