Everlasting Love
第17章 1+5+7
聖輝「んっ…」
今何時だろう…
聖輝「…6時半…ふわぁ…」
大学行く用意しなきゃ…
聖輝「……あれ…?」
大野くんがいない…
聖輝「……あっ…」
そういえば今日、朝からドラマの撮影があるって言ってたかな…
聖輝「ん〜……あれ…」
テーブルに目をやると、そこには朝ご飯が用意されていた。
聖輝「えっ…これ…」
もしかして…大野くんが…?
聖輝「……。」
僕はしばらく朝ご飯を見つめ、顔を洗いに洗面所へ向かった。
バシャッバシャッ!
聖輝「…ふぅ…」
まさか大野くんが朝ご飯を作ってくれるなんて…
聖輝「…大野…くん…」
僕は大野くんが苦手だ。
苦手なはずなのに…何故だろう…隣にいないと寂しく思う…
聖輝「……。」
僕は顔をタオルで拭いて、リビングへ戻った。
聖輝「…いただきます…」
ぱくっ
僕は卵焼きを一口食べた。
聖輝「…美味しい…!」
あまりの美味しさに僕は箸が止まらず、次々とおかずを食べた。
聖輝「…大野くんって…料理上手なんだ…」
僕は朝ご飯を全部食べた。
聖輝「…あっ…」
大野くんにお礼言わないとな…
聖輝「LINELINE……あっ…」
大野くんの連絡先知らないや…
聖輝「どっどうしよう……あっ…」
嵐に聞けば教えてくれるかな…
でも…誰に聞く?
聖輝「…相葉ちゃん…」
あっ…ドラマの撮影で忙しそう…
聖輝「翔くんは…」
昨日すごい酔ってたから…今日ものすごく疲れてそう…
聖輝「ニノは…」
連絡先自体知らないから…
聖輝「…松…潤…」
松潤かぁ……LINE入れておこうかな…
聖輝『おはようございます。急に連絡してごめんなさい(>_<)昨日大野さんを家に泊めたのですが、朝起きると大野さんが僕の朝ご飯を作ってくれていました。そのことでお礼を言いたいので…大野さんの連絡先教えてもらってもいいですか?』
僕はそう文章を打って、松潤にLINEを送った。
聖輝「…そろそろ行かないと。」
僕は荷物を持って家を出た。