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Everlasting Love

第18章 確信



櫻井「いや、涼野くんって智くんを見る目が他の人と違うから…気になって…」


聖輝「……ごめんなさい…」


櫻井「えっ?」


聖輝「昨日大野さんにも見抜かれたんですけど…僕…大野さんのことが…苦手なんです…」


櫻井「苦手?どうして?」


聖輝「何ていうか…他の人とはオーラが違うんですよね…その…オーラの威圧感がすごくて…大野さんと近くにいるだけでものすごく緊張するんです…」


櫻井「そうだったんだ…」


聖輝「…ごめんなさい…」


櫻井「…確かにね、智くんクールで静かな人だから周りから見ると冷めてるように見えるかもしれない。」


櫻井「でもね、嵐にとって智くんの存在って誰よりも大きいんだ。あの人がいないと…嵐はここまで来れてない。」


櫻井「世間ではさ、嵐のリーダーは俺だって言われてるみたいだけど…全然違う!智くんがリーダーじゃなかったら俺達こんなに仲良くなってないし…チームワークも良くなってない。」


櫻井「俺にとって智くんって誰よりも憧れの存在なんだよね。歌もダンスも上手いし、智くんがしゃべるとみんな笑うし、穏やかな気持ちになる。」


櫻井「だからね、涼野くん。智くんは時々変なことするけど…誰よりも…誰よりも!メンバー思いで…努力家で…優しくて…責任感が強いっていうことを分かってほしいんだ!」


聖輝「さっ櫻井さん…」


櫻井「…ごめん。熱く語りすぎた。でも、智くんのこと…嫌いにならないで…」


聖輝「…櫻井さん。僕…大野さんのことを誤解してました。」


聖輝「嵐のリーダーのくせにふわふわしてて、何だろうこの人って思ってました。」


聖輝「でも…今の櫻井さんの話を聞いて、人を見た目で判断しちゃいけないっていうことがよく分かりました。」


聖輝「僕…大野さんのこと…もっとよく知りたいです…大野さんのことを知って…仲良くなりたいです…」


櫻井「涼野くん…」


聖輝「…今日、松本さんに大野さんの連絡先を教えてもらいました。朝ご飯のお礼を言おうと思って…」


櫻井「そっか。連絡は来たの?」


聖輝「それが…まだ…」


櫻井「そっか…あの人返信遅いからなぁ…」


聖輝「返事…してくれますかね…?」


櫻井「してくれるよ!絶対!」


聖輝「そっそうですよね!」


櫻井「うん。」

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