
Everlasting Love
第18章 確信
光樹「すいません…寮まで送ってもらって…」
松本「ううん。門限は大丈夫?」
光樹「あぁ、ここ門限ないので大丈夫です。」
松本「そっか、じゃあまた機会があれば。」
光樹「はい!おやすみなさい。」
聖輝「じゃあね、光樹くん。」
聖輝「おう。またな。」
光樹くんは松潤の車を降りて寮へと帰って行った。
松本「涼野くんの家はここから近いの?」
聖輝「あっはい!ここをまっすぐ行って右に曲がったら着きます。」
松本「そっか。」
聖輝「……。」
松本「…さっき、島津くんが入ってこなかったら何て言うつもりだったの?」
聖輝「えっ…?」
松本「このことは…忘れてくださいって言おうとしてた?」
聖輝「あっ…いや…その…」
松本「忘れられる訳ないだろ?」
聖輝「えっ…?!」
松本「さっき、俺の質問に答えなかったよね?」
聖輝「いや…その…」
松本「もう一度聞くけど…俺のことどう思ってるの?」
聖輝「えっ…えと…」
…ダメ…この空気に耐えられない…!!
聖輝「あっあの!ぼっ僕…ここから歩いて帰ります!しっ失礼します…」
ガッ!
聖輝「!?」
松本「答えるまでは車から出さないよ?」
聖輝「まっ松本さん…?」
松本「涼野くん。答えて。」
聖輝「えっと……その……」
松本「うん。」
聖輝「…ぼっ僕…松本さんのことを…」
松本「俺のことを?」
聖輝「まっ松本さんのことを……そっ尊敬してます!!」
松本「えっ?」
聖輝「そっ尊敬…しています…松本さんのこと…」
松本「そっそう…それは…ありがとう。」
聖輝「いっいえ!」
松本「…そっか、尊敬してるか。」
聖輝「はっはい…」
松本「ははっ、後輩に尊敬されるって嬉しいね。」
聖輝「そっそうですか…」
松本「うん。…あっ、あのアパートだったよね?」
聖輝「あっはい!あっあの、今日は本当にありがとうございました…」
松本「こちらこそ、楽しかったよ。」
聖輝「まっまた…連絡します…ご飯ごちそうさまでした。じゃっじゃあ…おやすみなさい。」
松本「おやすみ。」
僕は松潤の車を降りてアパート方へ歩いて帰った。
松本「…尊敬してる…か…」
