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Everlasting Love

第19章 迷い



聖輝「…丸山さん…何処に行ったんでしょうか…?」


安田「分からへん…」


聖輝「…友達の家やホテルにいたらいいんですけど…」


安田「せやね…」


聖輝「……。」


安田「…何でやねん…」


聖輝「えっ…?」


安田「マル…何で僕らに頼ってくれへんねん…!!」


聖輝「安田さん…」


安田「僕ら…ずっと一緒におったのに…何でやねん…!!」


聖輝「……。」


僕はヤスが泣いている姿をただただ見てるだけしかできなかった。


安田「…着いたで。」


聖輝「はっはい…あの…この後も丸山さん探すんですか?」


安田「そうやね。一回大倉ん家戻るから…」


聖輝「そうですか…身体に気をつけてくださいね…」


安田「うん…ありがと。」


聖輝「ぼっ僕も…!丸山さん探しますから…!」


安田「うん…何か分かったら連絡してきてな。」


聖輝「はい。」


安田「じゃあ…おやすみ。」


聖輝「おやすみなさい…」


僕はヤスの車から降りて自宅へと帰った。


聖輝「……。」

マル…今何してるんだろう…
ちゃんとご飯食べてるかなぁ…

聖輝「…うぅ…!!」

どうか…無事でいて…!!

その時、僕は松潤に対する気持ちが薄れていったことに気づかなかった。

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