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江川『人気タレントだから上手くいくって思って油断したんだろうね…写真からその人の良さが全く伝わってこなかったんだ。』


聖輝「そっそうだったんですか…」


江川『だから、俺は先輩みたいに失敗をして会社に恥をかかせたくないんだ！』


聖輝「江川さん…」


江川『涼野くん。俺はきみの特集記事を作りたい。その為にはまず、俺の写真の技術を見てほしいんだ。』


聖輝「…分かりました。」


江川『本当に？じゃあ…明後日のお昼空いてるかな？』


聖輝「明後日…はい、空いてますよ。」


江川『じゃあ明後日の13時にさっきの喫茶店で待ち合わせでいい？』


聖輝「分かりました。」


江川『ありがとう！じゃあ明後日ね。』


聖輝「はい！」


江川『あっそうだ、涼野くん。一つ言い忘れてた。』


聖輝「えっ？」


江川『明後日の撮影のこと、マネージャーさんには言わないでほしいんだ。』


聖輝「えっ？どうしてですか？」


江川『明後日の撮影は俺の仕事を見てもらうから…きみの仕事じゃない。きみが納得した時に、俺からきみのマネージャーさんに特集のことを伝えようと思ってるんだ。』


聖輝「あぁ、なるほど。分かりました。」


江川『ありがとう、じゃあ明後日ね。おやすみ。』


聖輝「はい、おやすみなさい。」


ピッ


聖輝「…特集記事かぁ…」

牧田さんのところの雑誌って老若男女問わず人気があるんだよね…

その雑誌の目玉の特集記事に載せてくれるかもしれないって…すごいことだよね…

聖輝「わぁ…楽しみだなぁ…」