
Everlasting Love
第22章 新たな決意
松本「さっきトイレに入ってた時何か呟いてたよね?」
聖輝「!?」
やっぱり聞かれてたんだ…
聖輝「いやっ…えっと…」
松本「僕が好きなのは…」
聖輝「…ごくっ…」
松本「僕が好きなのは松…まで聞こえたんだけど?」
聖輝「!!?」
松本「教えて?涼野くんは誰が好きなの?」
聖輝「えっ…えと…」
やばい…松潤が好きだってこと本人にバレてる…!!
聖輝「そっその…」
松本「答えるまで帰さない。」
聖輝「えっ…?」
松本「これマリオカート王からの命令だから。」
聖輝「えっ…?!」
松本「……。」
聖輝「……。」
どうしよう…
何か言わなきゃここから出れない!
でも…松まで聞かれちゃったなら…何も言い訳できない…
もう…ここまできたら…松潤に告白するしかない…!!
聖輝「あっあの!ぼっ…僕…僕…!」
松本「うん。」
聖輝「僕…僕…!」
グイッ
松本「目逸らさないで。俺の目ちゃんと見て。」
聖輝「!?」
松本「きみは…誰が好きなの?」
聖輝「…ぐすっ…ぼ…く…僕…!」
僕はいつの間にか涙を流しながら話す。
聖輝「ぼ…僕!まっ…まちゅもと…しゃんのこと…が……!」
松本「……。」
聖輝「まっ…まちゅ…もと…しゃんのことが…!!…す」
〜♪♪♪
〜♪♪♪
「「……。」」
松本「ハァ…ごめん。」
ピッ
松本「もしもし?」
聖輝「……。」
たっ…助かった…かも…
僕…今本気で松潤に気持ちを伝えるつもりだった…
あんなタイミング良く松潤のスマホが鳴るなんて…
誰か分からないけど…ありがとう…
松本「…分かった。じゃあ。」
ピッ
聖輝「あっあの…?」
松本「ごめん…今から彼女来るから帰ってもらっていい?」
聖輝「えっ…?」
松本「ごめん…下にタクシー呼んでるから。」
聖輝「あっ…はい…」
松本「じゃあ…またね。」
聖輝「はい…おやすみなさい。」
僕は松潤の家を出て、下に止まっていたタクシーに乗って家まで帰った。
