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Everlasting Love

第23章 特番



あれから一週間が経った。
松潤への気持ちを断ったとはいえ、まだ正直心に迷いがあった。


聖輝「……。」


光樹「…大丈夫か?」


聖輝「うん…」


光樹「ハァ…まさか松潤に気持ち伝えずに恋することやめるとはな…」


聖輝「ごめんね…せっかく応援してくれてたのに…」


光樹「いや、ええけど…でもさ、何でなん?他に好きな奴できたん?」


聖輝「ううん、そうじゃないんだけど…」


光樹「…まぁ…強引に理由聞き出したりはせえへんけど。」


聖輝「……。」


光樹「でもさ…ぶっちゃけ、松潤に恋してて楽しいって思わんかった?」


聖輝「えっ…?」


光樹「うん、あの人今何してるんやろ?とか、あっこれあの人好きそうだな!とかさ…好きな人のことばっかり考えてる時ってめっちゃ楽しくない?」


聖輝「あぁ…うん!松潤のこと考えてる時楽しかった!」


光樹「せやろ?それが恋やねん!」


聖輝「えっ?」


光樹「恋って本間は楽しいもんやねん!お前はたまたま悪い恋に出会ってしもたから傷つくことになってしもたけど…」


光樹「でもな、好きな人がおるだけで人間誰しもその人に好かれるように頑張ろうって気持ちになるねん!」


光樹「恋って身体にとってええ薬になるねんよ!」


聖輝「身体にとっていい薬…」


光樹「そう!しかもさ、人間片想いしてる時が一番楽しいねんて。」


聖輝「えっ?そうなの?」


光樹「そうらしいで、付き合ってる時よりも片想いの時の方が相手の為に何かと全力で頑張ろうって気持ちになるらしい。」


聖輝「あぁ、なるほど!」


光樹「だからお前もさ、また誰かのこと好きになれよ?」


聖輝「でっでも…そう簡単に好きな人できるかなぁ…?」


光樹「ふとしたきっかけで恋に落ちるからな、そこは縁を待つしかないわ。」


聖輝「縁…かぁ…」


光樹「大丈夫やって!お前にはジャニーズの先輩達がおるねんから!」


聖輝「えっ?!僕BL専門なの?!」


光樹「別にナチュラルでもええよ?お前さえあのことから吹っ切れるんやったらな。」


聖輝「ゔっ…」


光樹「まぁ、とりあえず頑張れよ。」


聖輝「うっうん…?」


光樹「はぁ〜寝みぃなぁ…」


聖輝「…恋かぁ…」

分からないけど…きっと楽しかったんだろうな…松潤に恋してた時は…

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