Everlasting Love
第4章 オーディション
聖輝「………。」
どっどうして…どうしてここに…松潤がいるの…?
松本「あの…立てる…?」
聖輝「あっはっはい!すっすみませんでしたっ!!僕…よそ見してて…」
松本「いや、俺の方こそちょっと考えごとしてたから…ごめんね。」
聖輝「いっいえ…だっ大丈夫です…!!」
松本「そっか。」
聖輝「…あっ!オーディション!!あっあの、すみませんでしたっ!!失礼しますっ!!」
松本「あっきみ!」
聖輝「はっはい!」
松本「オーディション…受けるの?」
聖輝「えっ…はっはい…」
18歳の僕がオーディション受けるなんて…あり得ないよね…年取ってるよね…
きっと…松潤もそう思ってるに違いない…
松本「頑張ってね。」
聖輝「えっ…?」
松本「いつか一緒に仕事できる日を楽しみにしてるね。」
聖輝「あっ…はっ…はい!!頑張ります!!」
松本「じゃあね。」
聖輝「はっはい!ありがとうございました!!」
僕は松潤の後ろ姿から目が離せなかった。
僕の中の松潤のイメージはまさに道明寺司。
だから、普段もあのドラマのような俺様キャラのような感じなのかなと思っていたけど…全然違う。
松潤はこんな僕に…優しく声をかけてくれて…微笑んでくれて…頑張ってねと言ってくれた…
そう…まるで白馬の王子様に出会った気分だった…
聖輝「はぁ…松潤…カッコ良かったなぁ……って、オッオーディション!!」
僕は急いで会場へと向かった。