
Everlasting Love
第26章 出演交渉2
聖輝「…ハァ…」
昨日ヤスが言ったことが気になって全然眠れなかった…
聖輝「ふわぁ…帰ってきたらすぐ寝よ…」
僕は目をこすりながら大学に向かった。
光樹「あれ?寝不足?」
聖輝「うん…全然眠れなかった…」
光樹「何か悩んでることでもあるん?」
聖輝「悩みというか…気になったことがあって…」
光樹「気になったこと?」
聖輝「あのね…」
「島津くーん!!」
聖輝「えっ?」
遠くの方から黒髪がキレイな女の子が僕達に駆け寄って来た。
光樹「おぉ、夏希!」
夏希「おはよ!」
光樹「おはよう。あれ?ジャージやん。」
夏希「うん、今朝目覚めがよかったからランニングしてたの。」
光樹「へぇ、朝から頑張るなぁ…」
夏希「まぁね。」
聖輝「???」
光樹「あぁ、ごめんごめん!紹介するわ。えっと、この子は飯塚夏希ちゃん。女子フットサルサークルに所属してるねん。」
夏希「初めまして!飯塚夏希です!」
聖輝「あっはっ初めまして、涼野聖輝です。よろしくね。」
夏希「こちらこそよろしくね!うわぁ…テレビで見るよりずっと可愛いね!」
聖輝「そっそうかな…?」
夏希「うん!すっごくキラキラしてる!」
聖輝「キラキラ?」
光樹「なるほど、確かにお前キラキラしとるな。」
聖輝「ねぇ、キラキラってなに?」
夏希「なにって聞かれると困るけど…でも、すっごく可愛い!」
聖輝「はっはぁ…」
光樹「この大学のフットサルサークルって週1男女合同で活動してるねん。そん時に夏希と会ってん。」
聖輝「あっそうなんだ。」
夏希「男女別でパス練習する時ちょうどあたし達が余り物だったんだよね。」
光樹「そうそう。そん時に夏希とペアになって仲良くなったって感じやな。」
聖輝「そうだったんだ…」
夏希「あっ島津くん。さっき熊谷さんに会って今日の練習男女合同だって。」
光樹「あっそうなん?了解。」
夏希「じゃああたし着替えるから行くね。」
光樹「おぉ、また後でな!」
聖輝「…ふふ。光樹くん♡」
光樹「何やねん?急に気持ち悪い…」
