Everlasting Love
第4章 オーディション
聖輝「いや…僕…弁護士の勉強しながら活動できるのかなって思って…」
桂一「確かに…人一倍頑張らなあかんな。」
聖輝「それに…ちょっと調べてみたんだけど、ジャニーズって…副業ダメなんだって…」
優誠「ってことは…弁護士なられへんやん!」
光樹「本間や…どないするん?」
桂一「芸能界はあくまですず自身から自己嫌悪をなくすために入るだけや!弁護士の夢は諦めんでもええ!」
光樹「いや、もしデビューするとなったら…アイドル辞めるに辞められへんのじゃ…」
桂一「それは…そうやな。今度事務所行く時に直接ジャニーさんに言えばええねん!」
聖輝「えっ…僕は弁護士になりたいのでデビューする気はありませんって?」
桂一「いやいや、そうじゃなくて、僕は将来弁護士になりたいのでアイドルは長くは続けられませんって言えばええねん!」
光樹「でもさ…そんなこといったらさ…ジャニーズJrとしての仕事すらもらえへんのちゃう?」
優誠「それか、まさかの解雇とか?」
聖輝「えっ?!解雇?!」
優誠「だってそうやん!アイドル続ける気ないって最初から分かっとってデビューさせるアホはおらんやろ!」
聖輝「言われてみると…そうかもしれない…」
桂一「うーん…でもなぁ…自分が思ってることは何でも正直に言った方がええで?」
光樹「そうやな。自分の意思を尊重するのも大切なことやで?」
聖輝「そっかぁ…自分の意思かぁ…」
優誠「まぁ、俺はすずが解雇になってくれた方がええねんけどな!」
光樹「おいおい、そりゃないやろ!」
桂一「また始まった…」
聖輝「優誠は…そんなに僕が芸能人になるのが嫌なの…?」
優誠「嫌や!すずはものすごく純粋やから、芸能界に入ると必ずケガれるねん!」
光樹「初めて会った時から思ってたけど…すごい偏見やな…」
桂一「せやろ。今回はなかなかしつこいで。」
優誠「あぁ…神様…何ですずは合格してしまったんや…」
聖輝「それはね…あの…」