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Everlasting Love

第28章 彼との同居生活



聖輝「あっもうこんな時間だ…お風呂入る?」


櫻井「…うん…」


聖輝「分かった。じゃあ翔くんがお風呂入ってる間僕ご飯作っておくね?」


櫻井「…うん…」


聖輝「よし!美味しいご飯作るからね!」


櫻井「…うん…」


翔くんがお風呂に入ってる間に、僕はオムライスとコンソメスープを作った。


櫻井「……。」


聖輝「あっ、翔くん。僕もお風呂入ってきてもいい?」


櫻井「…うん…」


聖輝「えっと…お腹空いてるなら先にご飯食べててもいいけど…」


櫻井「…待ってる…」


聖輝「えっ?」


櫻井「……。」


聖輝「…ありがとう…」


僕は新しいことばをしゃべってくれた喜びを噛み締めながらお風呂に入った。


聖輝「はぁ…お待たせ。お腹空いた〜ご飯食べよ?」


櫻井「…うん…」


聖輝「温めるからちょっと待っててね?」


僕は作ったオムライスをレンジに入れ、コンソメスープを温めた。


ピンポーン


聖輝「えっ?」

誰だろう…

聖輝「はい。」


渋谷『俺や!渋谷や!ちょっと開けてくれへんか?!』


聖輝「えっえぇ?!渋谷さん?!」


渋谷『なぁなぁなぁ、頼むわ、開けて〜なぁ〜!』


聖輝「はっはぁ…」


僕は何も気にせずにオートロックを解除した。


櫻井「……。」


聖輝「…あっ!どうしよう…」

翔くんのこと…何て説明しようかな…

ピンポーン


聖輝「あっはーい。」


ガチャッ


渋谷「よぉっ!涼野!」


聖輝「渋谷さん!どうしたんですか?」


渋谷「いや、急にお前に会いたなってな!ちょっと邪魔すんで!」


聖輝「あっはっはい!」


渋谷「おっええ匂いすんなぁ〜…ん?」


櫻井「……。」


渋谷「何や?翔くんも来とったんか!」


聖輝「あっあの!えっと…さっ櫻井さん今風邪引いてて…声が出ないんです!」


渋谷「なっ?!そっそうなんか?!」


櫻井「……コク…」


渋谷「そうかぁ…早よ治さなあかんな!」


聖輝「あの…渋谷さん…用事は…」


渋谷「あぁ!特に用事はないねん!お前としゃべりたかっただけやから!」


聖輝「そっそうですか…」

すばるくん…タイミング悪いよ…

何でよりによって翔くんが大変な時に来ちゃうの…?

渋谷「せや!涼野!すまん!!」


聖輝「えっ…?」

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