
Everlasting Love
第28章 彼との同居生活
渋谷「特番…せっかく誘ってくれたのに…出られんくて…本間すまん…」
聖輝「あっいえ…」
渋谷「くっそぉ…俺一人でも出たかったんやけど…事務所があかん言い出してな…」
聖輝「あの…特番に出たくないって…言ってるんですよね…?」
渋谷「せや!ヤスの奴がどうしても出たないっていいやがって…!!」
聖輝「安田さんが…」
やっぱり…ヤスが原因なんだ…
渋谷「なぁ。お前らあん時何があったんや?」
聖輝「えっ?!」
渋谷「ヤスが具合悪くて帰った時から様子がおかしいんや!なぁ、あん時ヤスと2人きりで何しとったんや?!」
聖輝「いやっ…それは…」
渋谷「膝枕してもらっただけでヤスが涼野のこと避ける訳がないねん!他に理由あるんやろ?!」
聖輝「そっそれは…」
渋谷「何があってん?」
聖輝「……。」
あんなこと…誰にも言えないよ…
渋谷「涼野…答えてくれ…!」
聖輝「渋谷さん…」
渋谷「…涼野…黙ってへんと何か答え」
ガンッ!!
「「??!」」
僕とすばるくんは音がした方を見た。
見ると、翔くんが怖い顔をしながら蹴飛ばしたであろうテーブルを見つめていた。
聖輝「さっ櫻井さん…?」
渋谷「なっ何や…どないしたんや?!」
櫻井「……れ…」
聖輝「えっ…?」
櫻井「…かえ…れ…」
渋谷「かっ…帰れ…帰れって言っとんか?!」
櫻井「…帰れ…!!」
渋谷「??!」
聖輝「さっ櫻井さん…?!」
すばるくんを見つめる翔くんの目は酷く恐ろしい目をしていた。
渋谷「すっ…すまんな…急に押しかけて…かっ帰るわ!」
聖輝「あっはっはい…すみません…何もできなくて…」
渋谷「いや、ええんや。また今度飯行こな。」
聖輝「はっはい!是非お願いします!」
渋谷「ほっほな、またな。」
聖輝「はっはい、おやすみなさい。」
すばるくんは翔くんから逃げるように帰って行った。
櫻井「……。」
聖輝「翔くん…」
櫻井「……。」
聖輝「…ご飯…食べよっか。」
櫻井「…うん…」
僕は温めたオムライスとコンソメスープをテーブルに並べた。
さっきの翔くん…ものすごく怖かった…
どうしてあんなにすばるくんを睨んでいたんだろう…
