無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

聖輝「あの…お話っていうのは…」


村上「ヤスのことや。」


聖輝「やっ安田さん…」


村上「すばるから話聞いてるやろ？この間俺らとお前とで飲み会やって以来ヤスおかしなったって…」


聖輝「はっはい…」


村上「あの時からヤスお前のこと避けててな…周りがお前の話をしだした途端怒鳴り散らしたりしてんねん。」


聖輝「えっ？！安田さんが…？」


村上「あぁ…特番の話もあいつだけ頑なに断っててな…」


聖輝「それ…渋谷さんから聞きました…」


村上「なぁ、あん時何があったんや？教えてくれへんか？」


聖輝「……。」


村上「お前のせいで俺らとヤスの間に溝ができてんねん！」


聖輝「……。」


村上「頼む…！！あの時…何があったんや…？」


聖輝「…こんなこと…言ったら…怒られると思うんですけど…」


村上「なっ何や…？」


聖輝「僕…僕…！！」


村上「ちょっ？！どっどないしたんや？！」


聖輝「ぐすっ…僕…安田さんと…キスしました…」


村上「えっ…」


聖輝「キス…して…安田さんに…押し倒されました…」


村上「なっ…？！」


聖輝「そっ…その時に…錦戸さんの声が聞こえて…何もなかったんですけど…」


村上「ちょっちょっと待て！それって…ヤスがお前を犯そうとしてたってこと？」


聖輝「…分からない…でも…安田さん…あの時…もう自分じゃ止められないって…言ってました…」


村上「？！」


聖輝「そっそれ以来…電話にも出てくれなくて…らっLINE送っても…既読すら付かなくて…」


村上「…そうか…そんなことあったんか…」


聖輝「ぐすっ…僕…安田さんに…嫌われたのかなぁ…？」


村上「ちゃう！ヤスはお前のこと嫌ってるんちゃう！」


聖輝「でっでも…僕と会ってくれない…」


村上「ちゃうねん！ヤスは…ヤスは…！！」


聖輝「……。」


村上「…行くで。」


聖輝「えっ…？」


村上「ヤスんところ、行くで。」


聖輝「あっ…」


車はヤスの自宅へと走っていった。