無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

村上「ヤス今日はオフやったはずやから家におるはずや。」


聖輝「……。」


村上「押すで？」


ピンポーン


聖輝「……。」


村上「ヤス…出てくれ…！！」


ガチャッ


安田「信ちゃん…？」


村上「おぉ、ヤス！急にすまんな！」


安田「ええけど……えっ…？！」


聖輝「やっ安田さん…」


村上「ヤス！あんな…すず」


安田「帰れや。」


聖輝「えっ…？」


安田「帰れ！！2度とこいつ連れてくんな！！」


バタンッ！！


聖輝「！？」


ドンドンッ


村上「ちょっヤス！！話聞いてくれ！！」


聖輝「……。」

あんな怖い顔したヤス…初めて見た…

僕のこと…やっぱり嫌いなんだ…

村上「…あかん…これじゃらちあかへんわ…」


聖輝「……。」


村上「…一か八かや。行くで。」


聖輝「えっ？ちょっ村上さん？」


僕は村上くんに腕を掴まれ、車に乗せられた。


聖輝「あっあの…どこに行くんですか…？」


村上「錦戸んところや。」


聖輝「えっ？錦戸さん？」


村上「最近あの2人くっついて行動しとるからな、ヤスのことやったら錦戸に聞くんが一番ええと思ってな。」


聖輝「錦戸さん…」


村上「あいつの口からヤスのこと聞けるか分からんけど、行動せんよりかはマシやろ。」


聖輝「…はい…」


僕達は錦戸くんの家に向かった。


村上「錦戸…おるかなぁ…」


聖輝「……。」


ピンポーン


村上「錦戸…出てくれ…！！」


聖輝「……。」


村上「……あかん、出えへん…」


聖輝「…錦戸さん…」


ピンポーン


村上「錦戸！おるなら出てくれ！」


聖輝「……。」


村上「ハァ…あかん…留守やわ…」


聖輝「留守…」


村上「くっそ！何でこんな時におらへんねん！！」


聖輝「錦戸さん…」


村上「あかん…今日はヤスのこと諦めるしかないか…」


「えっ、何してんの？」


聖輝「えっ…？」


村上「あっ…？！」


声がした方を振り向くと、錦戸くんがいた。