無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

聖輝「ふわぁ…翔くんおはよう。」


櫻井「…おはよう…」


聖輝「今日はね、一日中大学があるの。多分夕方頃には帰ってくるかな。」


櫻井「……。」


聖輝「もし、遅くなりそうだったら絶対連絡するから…」


櫻井「…うん…」


聖輝「うん。じゃあ今日も一日頑張ろうね。」


櫻井「…うん…」


僕は大学に、翔くんは仕事に出かけた。


光樹「おはよう、聖輝。」


聖輝「おはよう、光樹くん。」


光樹「昨日村上くんと会ってたんやろ？話なんやったん？」


聖輝「えっ…あっあの…やっ…ヤスのことで…」


光樹「ヤス？何の話しとったん？」


聖輝「あっあのね…ヤス…僕に酷いことしたって…自分を責めてるんだって…」


光樹「まぁ…聖輝を犯そうとしたんやったらそう思うわな。」


聖輝「そのせいで…関ジャニ∞の仲も…あまりよくないんだって…」


光樹「はぁ？どういうこと？」


聖輝「僕の話題になった途端、ヤスが無理やり話を打ち切るように怒鳴り散らすんだって…」


光樹「はぁ？周り関係無いやん！どんだけ自己中やねん！」


聖輝「でっでもね！僕…ヤスのこと…好きなの…」


光樹「えっ…好きって…」


聖輝「あっいや！恋愛対象としてじゃなくて！その…ストーカーの時も…翔くんと彼女さんとのキスを見た時も…ずっとそばにいてくれたから…」


聖輝「僕にとって…ヤスは…まるでお兄ちゃんのようにすごく頼りになるの…」


聖輝「だから僕！僕…ヤスとちゃんと向き合って…仲直りしたい…」


光樹「…向き合うって言っても…ヤスが振り向いてくれへんかったら何もできひんのちゃうん？」


聖輝「うん…昨日ね、錦戸くんからヤスの今の様子聞いて…錦戸くんに説得してもらってるの。」


光樹「説得って…お前の名前出すだけでも怒鳴るんやろ？無理やん！」


聖輝「そっそうなんだけど…」


光樹「ハァ…俺は正直ヤスと関わらん方がええと思うけどな…」


聖輝「やだ！！僕ヤスと仲良くなれないなんて…嫌だよ…」


光樹「聖輝…」


聖輝「…嫌だよ…そんなの…」


光樹「…ハァ…ここは錦戸くんを信じるしかないな。」


聖輝「…うん…」

錦戸くん…ヤスを説得してくれますように…

僕は心の中でそう願いを呟いた。