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Everlasting Love

第33章 浪花の黒色さんのお誕生日会



横山「食器棚…?」

もぉ…嫌な予感しかせえへん…

渋谷「おぉ!食器棚か!」


大倉「ほら〜早よ開けて!」


横山「……。」


ガチャッ


横山「…手紙…」


『きみくんへ。ここまで付き合ってくれてありがとう。私からの最後の問題です。きみくんにとって一番落ち着く場所ってどこ?』


丸山「ヨコにとって一番落ち着く場所?」


横山「…あそこか…」


大倉「えっ?どこどこ?」


渋谷「トイレか?!」


横山「いや、トイレもう行ったし。」

俺が一番落ち着く場所…それは…

丸山「あれ?ここって…」


横山「そう、俺の部屋。」


ガチャッ


渋谷「おっ!手紙あんぞ!」


横山「どれどれ…」


『さすがきみくん!私が出した問題全部答えられたんだね!では、最後に…ゲーム機のところに私からのプレゼントがあります。受け取ってね♡』


横山「ゲーム機…あっ!」


Wiiの本体のそばに小さな宝箱を見つけた。


大倉「あっ!宝箱や!」


丸山「やりましたね〜!」


渋谷「なぁなぁ、早よ中開けろ!」


横山「…何か開けるん嫌やわ…」


大倉「何でよ?宝箱やで?」


横山「いや…さっきの流れで行くとさ…」


丸山「ヨコ!彼女が最後の最後でふざけたことすると思う?」


渋谷「せや!あの彼女がそんな性格悪いことする訳ないやろ?!」


横山「まっまぁ…」


大倉「ほら!勇気出して開けてみて!」


横山「うっうん…」


俺は勇気を出して宝箱を開けた。


横山「……えっ?」


『声に出して読んでみて。本当のプレゼントはクローゼットの中にあります。』


横山「声に出して読んでみて…本当のプレゼントはクローゼットの中にあります…」


バンッ!!


「きみく〜ん♡」


横山「うわっ?!」


クローゼットの中からおばちゃんらしき人が出てきた。

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