
Everlasting Love
第34章 想い人
松本「…涼野くん。」
聖輝「はい。」
松本「…まーのこと…許してあげて?」
聖輝「えっ?」
松本「まーは…何か事情があって俺のスマホいじったはずなんだ…まーが無断であんなことするなんて…絶対にない…!!」
松本「だから…まーのこと…怒らないで…」
聖輝「…僕…相葉さんとお話した時…思ったんです。相葉さん…誰にも言えない事情があるって…」
聖輝「昨日、どうして松本さんのスマホをいじったのか聞いたら…今まで見たことないくらい青ざめて…何かに怯えているようにガタガタ震えていました…」
松本「…そっか…やっぱり何かあるんだね…」
聖輝「これだけは言えないって…言ったら殺されるって…言ってました…」
松本「…まー…誰かのこと…」
聖輝「はい…おそらく…」
松本「…俺ね…知ってた。まーが俺のスマホで何かしてるってこと…」
聖輝「えっ?!」
松本「忘れ物を取りに楽屋に戻ったらまーが俺のスマホ手にしてたんだよね。普通だったら何してるのって怒るよね?スマホって個人情報いっぱい入ってるし…」
松本「でもね、俺のスマホをいじってるまー…必死だった。」
松本「それに、手もガタガタ震えてたし…話しかけるにも話しかけられなかった…」
聖輝「そうだったんですか…」
松本「誰かの連絡先を奪ったと思ってたんだけど、まさか涼野くんと連絡取らせないようにしてたなんて。」
聖輝「はい…僕もそれ聞いてびっくりしました。」
松本「…何が目的だったんだろうね…」
聖輝「分かりません…」
松本「…でも、すばるのおかげで今こうして涼野くんと会えた。涼野くんにどうしても話しておきたいことがあったんだ。」
聖輝「はい…」
松本「涼野くん…聞いて…」
聖輝「はっはい…」
松本「…俺ね…きみのことが…」
聖輝「ぼっ僕のことが…?」
松本「…きみのことが…」
松本「怖いんだ。」
