無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

松本「…あの頃の嵐…懐かしいなぁ…」


聖輝「あの頃…？」


松本「そう、きみと会う前の嵐。一番輝いてたんじゃないかな…あの時が。」


聖輝「そっ…そんな…」


松本「しっかり者でインテリイケメンキャスター櫻井翔。誰にでも優しい元気いっぱいミラクルボーイ相葉雅紀。ゲーマーで甘えん坊なハリウッドジャニーズ二宮和也。癒し系でジャニーズ界でトップの実力を持つ嵐のリーダー大野智。そして…俺…松本潤。」


松本「初めて嵐として活動していくと決まった時…本当に不安だった…先輩達みたいにジャニーズらしく振る舞えるのか…心配だった…」


松本「でも！俺達…事務所やファンの支えによって…ここまでこれた！今…俺達は…山で言うと頂上にいる…」


松本「その山の中で…できるだけ平坦な道を探して…これからも活動を続けていきたい…」


松本「でもそれが！涼野くんと会ってから…それぞれの良さが徐々に消えていった…もし…このままの状態が続いたら…下山しちゃう…」


聖輝「……。」


松本「…返して…」


聖輝「えっ…？」


松本「頼むよ…涼野くんに会う前の嵐を…返して…！！」


聖輝「まっ松本さん…」


松本「返してくれよ…！！」


松潤は僕にすがりつくように涙を流した。


僕は松潤に…何も言えなかった。