
Everlasting Love
第34章 想い人
松本「あの人さ…本当は人見知りなんだ。初めて会う人に対して警戒するし、俺達メンバーが中に入らないとしゃべらない。」
松本「でもさ、涼野くんは違った。初めて会った時は俺達メンバーが一緒にいた。でも…会って2回目で…大野さんは涼野くんに心を許した。」
松本「涼野くんと打ち解けたのは全然いいことなんだよ?でも…家に泊まってさ…抱くっていうのは違うよね?」
聖輝「どっ…どうしてそれを…?!」
松本「…首筋のキスマーク。ストールで隠してたつもりでも…俺には見えてた。大野さんのことだから最後まではやってないと思うけど…あの大野さんをその気にさせるのって…相当難しいことなんだよ…」
松本「その大野さんさえも!涼野くんの魅惑によって壊されたんだ…」
聖輝「そんな…僕…!!」
松本「…涼野くんによって壊された嵐をさ…テレビの前で見せることはできないよ…」
聖輝「そっそれ…もしかして…」
松本「…そう、俺がきみと共演したくない理由。涼野くんと一緒にいると、いつもの嵐が出ないんだよ…出したらいけない嵐になっちゃうんだよ!!」
聖輝「!?」
松本「まぁね、さすがに音楽番組での共演は避けられないとしてもね、バラエティ番組では…共演したくない…」
聖輝「松本さん…」
松本「ごめんね…きみのことは嫌いじゃない!嫌いじゃないんだけど…怖いんだ…!!」
聖輝「……。」
松潤の目は真っ赤に染まっていた。
そう、涙を流しながら僕に気持ちを打ち明けてくれた。
