
Everlasting Love
第35章 消毒
〜聖輝side〜
松潤と久々に会ってから…夜が明けた。
あれから僕は一睡もしていない。
松潤に言われたこと、松潤の気持ち、松潤に振られたこと…全てが頭から離れない…
聖輝「……。」
今日が日曜日でよかった…
今誰かと会うと…僕…間違いなく壊れる…
聖輝「…魅惑…」
僕は昔から可愛い可愛いと言われてきた。
それは時が経つとともに僕の心を苦しめるものとなった。
そして…あの事件。
彼女から存在そのものを否定され…僕は自己嫌悪に陥った。
僕にとってこの女の子みたいな可愛い容姿は最悪なアクセサリー。
人を惑わせ、理性を失わせてしまうほどその効果は強い。
このアクセサリーを取り外せる日は来ないだろう。
聖輝「…ハァ…」
…でも…これでよかったんだ…
もし松潤と両想いになってたら…とんでもないことになってしまう。
嵐の為にも…ジャニーズの為にも…松潤の為にも…そして僕にとっても…これが一番いい結果なんだ。
聖輝「…あっ、明日光樹くんと一緒にケーキバイキングに行こっと。」
甘い物を食べて…全てリセットしよう…
そして月曜日。
何もなかったように過ごそうと思ったけど…
光樹「お前さ、何かあったやろ?」
聖輝「えっ…?!」
親友にあっさりバレてしまいました。
