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Everlasting Love

第36章 準備期間



聖輝「んっ…」

今何時だろう…

波野「おはよう、涼野くん。」


聖輝「おはようございます…」


波野「身体…大丈夫?痛くない?」


聖輝「身体……ゔぅ…」


波野「ごめん!腰痛めた…?」


聖輝「はい…腰が痛いです…」


波野「そっか…いつの間にか腰に負荷かけちゃったんだね…ごめん…」


聖輝「いえ…大丈夫です…」

初めてじゃないから…

波野「そっそう…?」


聖輝「ふわぁ…今何時ですか?」


波野「今ね、7時だよ。」


聖輝「7時かぁ…」


波野「今日朝から大学あるんだよね?」


聖輝「はい…」


波野「そっか…あっ、これお弁当。」


聖輝「えっ?」


波野「いや…昨日迷惑かけたから…こんなことしかできないけど…」


聖輝「お弁当…いいんですか?」


波野「うん、簡単なもので作ったからちょっと手抜きになっちゃったけど…」


聖輝「わぁ…ありがとうございます!」


波野「どういたしまして。」


聖輝「やったぁ〜嬉しい〜♡」


波野「あははっ、喜んでくれてよかった。」


聖輝「えへへ。」


大学生になってから僕はずっと学食だった。


朝起きて作るの面倒だし、学食自体安いから毎日食べてもそんなに費用が重ならない。


時々、お弁当持ってきている子を見ると羨ましく思うこともあった。


お弁当の方が可愛らしいというか…手作りだからこそ暖かく見える。


そう思ってた時に、まさか波野さんが僕の為にお弁当作ってくれるなんて…素直に嬉しかった。


お弁当持って行くなんて初めてだったから…


波野「じゃあ、帰るね。」


聖輝「はい、お弁当ありがとうございます!」


波野「いいえ、じゃあまたね。」


聖輝「はーい!」


僕は波野さんと別れて、大学に向かった。

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