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8日目。
この日はデビューの記者会見。
僕は中継時間ギリギリになるまでどの質問にも答えられるように練習していた。


聖輝「……。」

どっどうしよう…あと10分で…始まっちゃう…！！

波野「涼野くん…身体ものすごくガチガチだけど…いけそう…？」


聖輝「はっはははっはい！」


波野「…俺も一緒に会見に出ようか…？」


聖輝「えっ…あっ…いやっ…だっ大丈夫です！！」


波野「そっ…そう…？」


聖輝「……。」

落ち着け…僕…！！
さっき練習した通りにいけば大丈夫…！！
本当は波野さんにそばにいてほしいけど…一人で行かないと…！！

「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」


聖輝「おっおはっおはようございます！」


「涼野くん、相当緊張してますね。」


波野「えぇ、テレビ初出演なので。」


「生中継っていうのがプレッシャーですね…」


波野「そうですね…そこが心配ですね…」


「あっ、そろそろ始まります。」


聖輝「……。」


波野「……。」


『本日は涼野聖輝デビュー記者会見に起こしいただき、誠にありがとうございます。それでは、今から記者会見を始めます。』


「……涼野くん……」


聖輝「…よし！」


僕は、報道人が待つ記者会見場所へ足を踏み入れた。