
Everlasting Love
第6章 10日間
パシャパシャパシャパシャ…!!
カメラのシャッター音が鳴り止まない。
聖輝「……。」
ヤッヤバイ…一気に緊張感が…!!
聖輝「えっ…えと……」
落ち着け…!!
まずは自己紹介から…
聖輝「えっと…はっ初めまして。こっこの度ジャニーズ事務所からアイドルとしてデビューすることになりました。えっと、涼野聖輝です!よっよろしくお願いします!」
パシャパシャパシャパシャ…!!
すっすごいカメラの数だなぁ…
「涼野くん!質問いいですか?」
聖輝「はっはい!?」
「デビューが決まった今の気持ちをお願いします!」
聖輝「はっはい!えっと…すごく…嬉しいです!最初にデビューの話が出た時は…嘘だって何回も…思いました…」
「なるほど。えっと、涼野くんは入所してからわずか10日でデビューという形になったそうなのですが、それについてはどう思いますか?」
聖輝「えっえっと…10日間ってすごく短いなと…感じました…」
「それはどうしてですか?」
聖輝「えっと…まだ10日も経ってないのですが…何も分からない状態から…いろんな人に教えてもらいながらお仕事して…こんなに忙しくて…時間に追われたことがなかったので…」
「なるほど。」
「涼野くんは今回ソロデビューをするということなのですが、それについてはどう思いますか?」
聖輝「はっはい!えっと…ソロで活動するのは…寂しいなと思いました…」
「寂しい?」
聖輝「はい…あの…僕…その…寂しがり屋なので…その…グループ活動が好きなので…」
「そうですか…」
聖輝「…でも!寂しいけど…僕はソロでよかったと思っています!」
「おっそれはどうして?」
聖輝「なぜなら…僕は…すぐに人に甘えてしまうからです。あと2年で…僕は大人になります。いつまでも誰かに甘えていないで…僕自身の自立心を養うためにも…ソロ活動は…いいことだと思います。」
「なるほど!ありがとうございます。」
「涼野くんは18歳でオーディションを受けたそうなのですが、受けようと思ったきっかけは何ですか?」
聖輝「えっ…?!」
