Everlasting Love
第6章 10日間
〜聖輝side〜
時は流れるのは早く、10日間あった時間も残り24時間切っていた。
デビュー曲初披露の前日。
この日はデビュー曲の歌とダンスの総仕上げ。
聖輝「見つめて ダーリン 私を ダーリン あなたのその瞳で〜」
聖輝「私を捕まえていて ねぇダーリン?」
僕は、いつのまにか歌を歌うことを気持ち良く感じていた。
波野「いい感じだよ!涼野くん!」
聖輝「ありがとうございます!」
波野「明日も歌とダンスの最終チェックあるけど、いろいろ準備もあるからね…十分に練習できるのは今日で最後だね。」
聖輝「…はい!」
波野「今日は明日に備えて早めに寝てね。」
聖輝「はい!」
聖輝「送ってくれてありがとうございました。」
波野「いいえ、じゃあ明日、頑張ろうね!」
聖輝「はい!おやすなさい。」
波野「おやすみ。」
聖輝「…ふぅ…いよいよ明日かぁ…」
〜♪♪
〜♪♪
聖輝「あれ?誰からだろう?」
僕はカバンの中に入っていたスマホを取り出した。
聖輝「あっ!桂くんと優誠からだ!」
桂一『よっ!いよいよ明日やな!この間の記者会見めっちゃ良かった…感動した!この調子でいけば絶対いける!すず、お前には俺らがついてる。自信持っていけよ!』
聖輝「桂くん…」
優誠『よぉっすず!明日頑張れよ!まぁ、正直まだ俺はお前がジャニーズにおることに納得してへんけど…仕方ないから応援したるわ!明日、お前の姿ガン見しとったるからな(。ゝ∀・)b』
聖輝「優誠…」
〜♪♪
聖輝「あっ光樹くんだ。」
光樹『10日間お疲れ様。いよいよ明日やな。楽しみにしてる。涼野聖輝ファン第一号より。』
聖輝「ふふっ。ファン第一号って…」
その後も、僕のスマホは通知音が鳴りっぱなしだった。
地元や高校の友達からたくさん応援メッセージが届いた。
聖輝「みんな…ありがとう…」
僕はスマホをギュッと握りしめ、眠りについた。