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『キャ〜！！』


パチパチパチ…！！


『可愛い〜！！』


『涼野くーん！！こっち見てー！！』


僕がステージに登場すると、観客席から大きな拍手と声が聞こえてきた。


「さて、ご紹介しましょう！本日ジャニーズ事務所からめでたくデビューが決まった涼野聖輝くんです！」


「初めまして、涼野聖輝です！よっよろしくお願いします！」


『キャ〜！！』


「涼野くん！どうですか、このステージ！」


聖輝「はっはい…お客さんの数がすごいですね！」


「そうだね〜。涼野くんはテレビに出るのは…2回目？」


聖輝「はっはい！この間記者会見をしてから…2回目ですね。」


「どうですか？緊張していますか？」


聖輝「はっはい…大勢の前で歌を歌うのは初めてなので…ドキドキが止まらないです…！」


「なるほど、もう初々しいですね！」


聖輝「いえいえ、そんな…」


「今日着ている衣装、ものすごく可愛いですね！」


聖輝「あっありがとうございます…にっ似合ってますか…？」


『可愛い〜！！』


『似合ってるよ〜！！』


「うんうん！とってもよく似合ってるよ！」


聖輝「良かった…ありがとうございます！」


「では、改めて意気込みの方を。」


聖輝「はっはい！えっと…初ステージ…悔いの残らないように…頑張ります…！！」


「はい、ありがとうございます！じゃあ涼野くん。スタンバイの方よろしくお願いします！」


聖輝「はっはい！」

いよいよ…始まるんだ…
失敗を恐れずに…思いっきり楽しむんだ…！！


「それでは参りましょう。涼野聖輝のデビュー曲『My Darling』です。どうぞ！」


パチパチパチ…！！