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聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…」

大野くん…大野くん…！！

聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…」

お願い…どうか無事でいて…！！

ガチャガチャ…ガチャンッ


ガチャッ


聖輝「ハァ…ハァ…大野くん！！」


部屋を見渡すと大野くんの姿がなかった。


聖輝「えっ…？！」

そんな…まさか…！！

聖輝「おっ大野くん！！大野くん！！」

お願い…出てきて…お願い…！！

聖輝「大野くーん！！！」


「うるせぇな…何だよ。」


聖輝「あっ…！！」


トイレの方から大野くんが出てきた。


聖輝「おっ大野さん…！！」


大野「何だよ、大きな声出して人の名前呼んで…」


聖輝「ごっごめんなさい…」


大野「大学は？もう終わったのか？」


聖輝「いっいえ…早退してきました…」


大野「へぇ…何で？」


聖輝「何でって…あなたのことが…心配だったから…」


大野「……。」


聖輝「……。」


大野「…ありがとう…」


聖輝「えっ…？」


大野「…いや、何でもねぇよ。」


聖輝「あっ…はい…」


大野「ふわぁ…寝よ…」


聖輝「……。」

よかった…

倒れてなくて…