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聖輝「…あっ、すいません！僕お茶とか何も出してなかった。」


安田「いやいや、気遣わんでええよ？すぐ帰るし。」


聖輝「そっそうですか…？すいません…」


大野「ったく…客が来たらサッと茶くらい出せよ！」


聖輝「なっ？！」


大野「本当気利かねぇな。」


聖輝「ムカッ！！なっ何で赤の他人のあなたにそんなこと言われなきゃいけないんですか？！」


大野「俺は人生の先輩として言ってやってるんだよ。気が利かない人間は嫌われるぞ？」


聖輝「なっ？！だっ大体あなたは図々しすぎるんですよ！！この間だっていきなり押しかけてご飯作れって…何様ですか？！」


大野「いいじゃん、腹減ってたし。」


聖輝「だからって…いきなり家に来られてもご飯とか用意できてる訳ないでしょ？！」


大野「ハァ…お前さ…もしもの時のこと考えろよ！」


聖輝「もしもの時…？」


大野「そう、例えば…あっ、今日は先輩が家に来そうだからカレー多めに作っとこ〜、とか。」


聖輝「いやいや、そんなこと考えながらご飯作る人いませんよ？！」


大野「何だよ…自己中かよ！」


聖輝「えっ…何で僕こんなに責められなきゃいけないんですか…？」


安田「あははっ！2人って仲良いんやね。」


聖輝「全然よくありませんよ！！」


大野「照れ隠しかよ〜可愛いなぁ〜」


聖輝「何でそうなるんですか…」


安田「あははっ、2人の間に面白いことがたくさんあったんやね。」


聖輝「迷惑なだけですよ！」


大野「こいつマジで気利かねぇんだよ。」


安田「そう？僕が見る限り涼野くんはいろんな人の為に頑張ってると思うけどね？」


聖輝「安田さん…」


大野「ハァ…分かった分かった、お前赤ちゃんだもんな、俺の負けでいいよ。」


聖輝「なっ？！赤ちゃんじゃないもん！！」


安田「あはははっ！！ついに大野くんにも弄られるようになったんや！」


聖輝「もぉ…！！」


大野「なぁ、お前から見てもこいつ赤ちゃんにしか見えねぇだろ？」


安田「赤ちゃんねぇ〜確かに18歳っぽくない言動が多いね。」


聖輝「なっ？！」