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大野「……誰？」


聖輝「あの…えっと…」


ピンポーン


聖輝「はーい。」


ガチャンッガチャッ


安田「こんばんわ〜」


聖輝「安田さん、どうしたんですか？」


安田「いや、大野くんの様子どうかな〜って思って。」


聖輝「えっわざわざ見にきてくれたんですか？」


安田「まぁね。」


聖輝「わぁ〜やっぱり安田さんって優しいんですね。」


安田「いやいや、そんなことないよ。」


聖輝「あっどうぞどうぞ、上がってください。」


安田「お邪魔しまーす。」


聖輝「大野さん、安田さんが様子見にきてくれましたよ。」


大野「おぉ、お前か。」


安田「大野くん身体どない？」


大野「まぁまぁだな。」


安田「そっかぁ〜熱下がったんやね。」


聖輝「はい、微熱はありますけどご飯も食べられるようになりました。」


安田「へぇ〜これも昨日涼野くんが一生懸命看病した結果やね。」


聖輝「いえ、そんな…僕は何も…」


大野「ふわぁ…こいつ勝手に手握ってきた。」


安田「えっ？」


聖輝「あっいや！えっと…なっ何となく手握ったんですよ！」


安田「あっそうなんや。」


大野「何だ、俺のことが好きだから手握ったのかと思った。」


聖輝「ちっ違いますよ！！何言ってるんですか？！」


安田「あはは、変なこと言うってことは元気な証拠やね。」


大野「変なこと言ってねぇよ。大体こいつ俺の為に大学早退してきたんだぞ。」


安田「えっ？！そうなん？」


聖輝「いやっまぁ…心配だったので…」


安田「へぇ……」


大野「俺の為に学校サボるってことは、やっぱり俺のことが好きなんだろ？」


聖輝「だから違いますって！！」


大野「照れんなって。」


聖輝「てっ照れてませんよ！！」


安田「……。」