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聖輝「わぁ…すごい…！！」


酒井さんに連れて来られたお店はオシャレなご飯屋さんだった。


酒井「ここね、俺のお気に入りのお店なの。」


聖輝「すごいオシャレな場所ですね〜」


酒井「でしょ？レトロな照明もちょうどいいし、ご飯もすっげぇ美味しいんだよね。」


聖輝「わぁ〜楽しみです！」


酒井「ふふ、じゃあ何か注文しよっか。」


酒井さんは定員さんを呼んで、テキパキと注文をしてくれた。


酒井「改めまして、酒井良樹です。」


聖輝「あっ涼野聖輝です。よろしくお願いします！」


酒井「よろしくね。」


聖輝「あの、僕…『山桜』大好きなんですよ！マンガも持ってますし、アニメも録画して見てます！」


酒井「へぇ〜それは嬉しいなぁ。」


聖輝「しかも今、主人公柴崎武虎の声優さんと一緒にいることがもう夢みたいで…」


酒井「あははっ、ありがとう。」


聖輝「あっあの！さっサイン…貰ってもいいですか…？」


酒井「サイン？いいよ。」


聖輝「ほっ本当ですか？！」


僕はカバンから手帳と黒ペンを取り出し、酒井さんに渡した。


酒井「ふふ、涼野くんの方が有名なのに変な感じがするね。」


聖輝「そっそんなことないですよ！酒井さんの方がめちゃくちゃ有名人ですよ！」


酒井「そうかな？ジャニーズには勝てないと思うけどなぁ…」


聖輝「全然！僕なんて足元にも及びませんよ…」


酒井「あははっ、謙虚だね〜はい。」


聖輝「あっありがとうございます！」

わぁ…芸能人のサインなんて初めてだ…！！

酒井「ふふ、涼野くんってリアクションが大きくて面白いね。」


聖輝「えっ…そっそうですか…？」


酒井「うん、俺は好き。」


聖輝「ふぇっ？！」


酒井「あはは！！反応！！」


聖輝「はっ？！いやっこれは…」


酒井「あははっ！！はぁ〜おもしろ〜」


聖輝「ゔっゔぅ…」

はっ恥ずかしい…！！

酒井「いやぁ〜涼野くんいいね〜！」


聖輝「さっ酒井さん…」


コンコンッ


「失礼します、生ビールとカルピスです。」


「「ありがとうございます。」」


「失礼します。」


酒井「じゃあ乾杯しよっか。」


聖輝「はい。」


「「かんぱーい！」」