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箱……録

第4章 宝箱のある場所

「モッちゃん…私ね―――…

記憶力が凄いんだ…


一度見たもの…聞いたものは…絶対忘れない……


小さいときの記憶だって…全部覚えているんだ―――…」




「サッ……ちゃん…?」




振り返り……


私を見つめる後藤は……


半笑いで―――…


異様な雰囲気を出していた…













「ここが…私達の…探していた【宝箱】だよ―――…

モッちゃん…」






―――――…後藤は、蘿を掴むと…ゆっくり洞窟の入り口を開けた―――…





「宝箱……

え―――…ここに?ここが?」




私は、意味が解らず……


洞窟の入り口に立つ…









「ここは…青島のお婆ちゃんがよくしゃべっていた…防空壕…



モッちゃんは、婆ちゃんから…無理やりここの防空壕の鍵をもらったの―――…

忘れちゃった?」





鍵を握りしめながら…洞窟に入る…



暗くて…歩き難い道が続くが…



スマホの画面をライト代わりに歩いていく――――…





すると―――――…



目の前に…南京錠のかかった扉が現れた…





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