心はまるで水車のように
第11章 気になること
それからも私は出会いカフェに通うことは辞めなかった。でも、だんだん虚しくなってくる。何故だろう。瞬からは、相変わらず毎日のようにメールや電話がくる。だけど、私は返す気もかけ直す気もなくそのままにしていた。けれど、どうしても送ってくれた時に最後に言っていたことが気になる。私は意を決して瞬に電話をかけた。
「おう」
「もしもし」
「元気してたか? 全然、電話でんから心配しとってんで」
「ごめんごめん」
「で、美羽から電話してきたってことは、何かあったんか?」
瞬は鋭くて、いつもの馬鹿はどこにいったって感じだ。
「いや、別に。ただ、送ってくれた時の瞬の言葉が気になって。瞬のことちゃんと知りたいなって」
「何や? 俺のこと好きにでもなってくれたんか?」
「ばーか。そんなことあるわけないでしょ!」
瞬は相変わらず瞬で、馬鹿は馬鹿で、なんだか安心した。
「やろうな。まあ、今週の日曜日、美羽ん家の最寄り駅で待ち合わせな! 俺のお気に入りの場所で話すなあ」
「分かった。楽しみにしてるね」
「おう!」
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」
「おう」
「もしもし」
「元気してたか? 全然、電話でんから心配しとってんで」
「ごめんごめん」
「で、美羽から電話してきたってことは、何かあったんか?」
瞬は鋭くて、いつもの馬鹿はどこにいったって感じだ。
「いや、別に。ただ、送ってくれた時の瞬の言葉が気になって。瞬のことちゃんと知りたいなって」
「何や? 俺のこと好きにでもなってくれたんか?」
「ばーか。そんなことあるわけないでしょ!」
瞬は相変わらず瞬で、馬鹿は馬鹿で、なんだか安心した。
「やろうな。まあ、今週の日曜日、美羽ん家の最寄り駅で待ち合わせな! 俺のお気に入りの場所で話すなあ」
「分かった。楽しみにしてるね」
「おう!」
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」