
「変態、消え失せろ。」
第2章 「変態は撲滅されたらいい!」
だってあいつは―――、窓から部屋に入ってきたのだから。
「ちょっと変態!!
あんた、何勝手に入ってきてんの!?」
私は必死に抗議した。
それが、絢君の目を光らせる事になるとは思わず。
「―――変態?
君、松橋君だっけ?
人の彼女にナニしたら変態って呼ばれる事態になるのかな?
あとさ、myhoneyって何?
俺の彼女、とらないでくれない?」
「変態ってのは初めて聞いたけど……。
myhoneyってのは、そのままの意味ですよ?」
変態にそう言われた絢君は、ひくっと頬をひきつらせた。
そして私の方を向く。
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