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「変態、消え失せろ。」

第1章 「切実に願う。消えろ!!」




私、桐生 未琴はぶらぶらと当てもなく、廊下を歩いていた。

理由?

そんなのは至極簡単。
ただ、家に帰っても暇だからだ。


保健室を通り過ぎ、第二保健室を通り過ぎる。

夏であるが為、開けた窓から風が入り、私の髪を靡かせる。



「暇……」



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