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「変態、消え失せろ。」

第1章 「切実に願う。消えろ!!」




しかし、私の呟きは、ひゅおっと吹いた風にかき消された。



「……あ。
図書室、ねぇ。」



その手があった。

図書室で本を読み、課題も終わらせて帰る……しかも暇つぶしも出来る。

私はふらっ、と図書室のドアを開けた。






* * * * *


へぇ、ほぉ、と図書室の中に入り、本を捲る。

――だが、三分前くらいから気になっている事があったり。


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