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Love Wonderland

第2章 風邪気

「でもね、やっぱり会いたいって思って、相葉さん家に来たんだけど…」


「あ、翔ちゃん…」


「そう。インターホン押したら、なぜか出たのが翔さんでさ。もう俺びっくりしたよ。」


「ごめん…」


「翔さんから話は聞いてるから。でもね、ちょっと嫉妬した。翔さんに。」


「嫉妬?」


「うん。だって…相葉さんが辛いときはいつも俺が隣にいたいし、なんか翔さんに先を越されたような気分になって…」


「…ニノ…ごほっ…」


「ん?」


「俺はいつだって、ニノが一番だよ?」


「そんなん知ってるし。」


ニノは俺に跨がって、また、触れるだけのキスを落とした。


「なんで…?」


「ん?なんでってなにが?」


「なんでそれだけなの?」


いつもだったら、もうこっからムード変わって激しくなるのに…


「はぁ…お前ってやつは…」


「え?」


「風邪っ引きのやつに、こんなことしちゃダメだって、一生懸命我慢してるの!」


「…いいよ…」


「は?」


「…我慢、しなくて…」


ニノは、ふぅってため息ついてまた俺に跨がった。


「もう…どんだけバカなんだよ…」


「バカじゃないし!」


「今日は寝かせねぇから。」




【END】

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