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刑事とBG

第2章 刑事とBG~後編~



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朝を迎えた。

皆ぞくぞくと部屋から出てきて、食堂に集まった。


「ゆうひ、さっさと来いよ」

『待ってよ…まだ準備出来てない…はい!!』


ゆうひは部屋から出ると、斉藤の腕に飛びついた。


「暑い…」

『離れないもんねー///』


たまたま祐司は廊下で2人に出くわした。



『あ、祐司さんおはようございますっ』

「おはようございます」

「けっ」


斉藤はドカドカと祐司の隣を通りすぎた。


『ちょっと斉藤、失礼でしょ!?』


斉藤を追いかけていくゆうひを見て、祐司は微笑した。



(…どうやら、仲直りできたみたいだな)




ーーーーーー



全員が食堂に集まると、軽く朝食を取った。
その最中に、斉藤の携帯が鳴った。


「はい…あ、そうっすか、了解っす」


電話を切ると、斉藤は食堂を出ようとした。


「どこへ行くんですか?」


祐司が聞いてきたので、斉藤は嫌々ながらも答えた。


「直にヘリが到着するんだと」


それを聞いた圭吾は、


「俺も行きます」


と、斉藤と一緒に屋敷の外へ出た。


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