甘酸っぱい果実のその果てに
第2章 恋のお相手
「優祐……さん」
平日の仕事が早く終わった夜。私の彼で上司の岡本優祐(オカモト ユウスケ)さんは、私の家に来る。そして、いつも決まって同じ。お酒を飲んでは、こうやって体で結ばれる。
俊哉以来の二度目の本気の恋。
だけど誰にも言えない秘密の恋。
だって優祐さんには、小学六年生になる息子ととても綺麗な奥さんがいるのだから。
付き合いだして、もう一年になるが、未だに分からない。どうして、私みたいな小娘を相手にしてくれるのか。
私が優祐さんを好きになったのは、俊哉にはなかった大人の魅力。失恋から抜け出せない私を支えてくれた。
優祐さんに奥さんがいると知った時、この気持ちは隠さなきゃいけないと頭では分かっていたものの、心から溢れる好きという気持ちは抑えられなかった。
平日の仕事が早く終わった夜。私の彼で上司の岡本優祐(オカモト ユウスケ)さんは、私の家に来る。そして、いつも決まって同じ。お酒を飲んでは、こうやって体で結ばれる。
俊哉以来の二度目の本気の恋。
だけど誰にも言えない秘密の恋。
だって優祐さんには、小学六年生になる息子ととても綺麗な奥さんがいるのだから。
付き合いだして、もう一年になるが、未だに分からない。どうして、私みたいな小娘を相手にしてくれるのか。
私が優祐さんを好きになったのは、俊哉にはなかった大人の魅力。失恋から抜け出せない私を支えてくれた。
優祐さんに奥さんがいると知った時、この気持ちは隠さなきゃいけないと頭では分かっていたものの、心から溢れる好きという気持ちは抑えられなかった。