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宇宙

第5章 コロッケ星人

絢達は恐怖と悲しさで胸が締め付けられた。
しばらくの間重い沈黙が続いた。ずっと辛くて苦しい思いをしてきたんだよ。

『パパに言おう。私達には手に負える話じゃないよ。』

2人は浩史が帰って来るのを待つ事にした。

アフロは再び絢の頭の中に寝転がりぐーぐーといびきをたて眠りについた。

絢達は気が気じゃなかった。

パパはいつもよりも早めに帰って来た。

ドドドドドドドド。ガチャ

リビングでパパはそわそわしていた。
『パパおかえり」
一瞬パパは体をビクっとさせたが平静を装ったみたいだ。

『絢、ただいま。パパ今朝テーブルに忘れ物してなかったか?大事な書類なんだ。』

『コレの事?』

『それだ!中見たのか?』


『、、、ごめんね、勝手にみちゃった、、』



『そ、そうか別にいいんだ。これはパパの仕事に関わる重要な紙なんだ。絢達は分からなくていい。』

絢は少し気まずそうに、でも力強く言った。


『、、、実は手紙の内容分かっちゃったの。地球が何かによって破壊されるって。』

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