無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

処理してあげようとして
指入れたら

やだやだ、言うから

じゃあ自分でやって。って

放置して先にお風呂出て


二宮は突き放されたことが悲しくて

しばらくお風呂場でしょんぼりして
相葉が戻ってくるの待ってるんだけど

相葉は戻ってこなくて

とりあえずお風呂出たら
相葉は先に寝てて

そんなこと今までなくて

でも、相葉は疲れてたのかなって
無理やり納得して

相葉の隣にくっついて自分も寝て


朝起きたら隣にいたはずの相葉はいなくて
でも、
たまに早く起きてあさごはん作ってくれてることがあるから

そうかなってリビングに行くんだけど
相葉はいなくて

リビングにっていうか
家にいなくて

朝起きて
おはようを言わなかったのなんて初めてで

どうしたらいいかわかんなくて

ソファでうずくまって泣いて
泣いて
泣いて
泣いて


暫くしたら、インターホンがなって

相葉が鍵忘れてならしたのかもって
思って見たらマネージャーで。


気付いたら仕事の時間で。



マネージャーに会ったら
目腫れてること言われて

レコーディングだけだったから
仕事に支障はきたさなかったけど

でもそんなことどうでもよくて

他のメンバーは？って聞いたら
今相葉さんが録ってると思いますって言われて

二宮さんと交代で終わる感じだと思います。って。


相葉に会えると思ったら
今までの悲しい気持ちなんて消えて

早く相葉に会いたくて仕方なくて

スタジオに行ったら
相葉がいて

相葉さん！！！
って駆け寄ったら


あ、にの。
おはよ。じゃあ俺次の仕事あるから
おつかれ〜


って。
目も合わせずに。



もう意味がわからなくて
なんで急にそんな風にされるのか分からなくて

なんとかレコーディング終えて

家に戻ったら
相葉さんはまだ帰ってなくて

食欲もわかなくて
もしかしたら、このまま相葉は帰ってこないんじゃないかって
不安で
こわくて


玄関に座って
ひたすら相葉の帰りを待って


何時間か経って
足音が聞こえて
ドアの前で止まって
ドアが開いて

そこには会いたくて会いたくて仕方がなかった
相葉がいて


相葉さん…
おかえり…


って頑張って笑顔作って
顔見上げて

それでも、相葉が
無視して家に上がろうとするから
脚にしがみついて