旅は続くよ
第21章 相葉さんの家出
N「…なんか、納得いかない」
O「んん?」
N「なんかね。…なんか変だよ」
呟く俺の目の前で、さと兄と潤くんが不思議そうな顔をした
俺だけかな?
この話を聞き始めてから
ずっと何か違和感を感じてるんだ
黙り込んだ俺に、潤くんが恐る恐る声を掛けてきた
M「ニノ、あのさ…」
N「…ん、なに?」
M「あの…、何か言ってなかった?」
N「へ?何が」
M「まー兄。…ニノに何か言ってなかった?」
N「…え、…特に何も……」
M「…あ、…そうなの?」
そうだよ
そこに違和感があるんだよ
帰ってこない相葉さん
潤くんを避けてるのも変けどさ
俺の事もさと兄の事も避けてるじゃない?
曲がりなりにも、あの人俺のこと好きなんでしょ?
それなのに、ダンマリ決め込んでるなんてオカシイじゃないの
ううん、それだけじゃなくて
もっと
もっと前から…
N「俺、会ってくるよ。相葉さんに」
俺の言葉に潤くんは不安そうな顔をしたから
N「大丈夫だよ」
その曇りを打ち消すように俺は頷いて見せた
大丈夫
根拠はないけど、きっと大丈夫
伊達に小学校からツルんでんじゃないよ?
俺の大事な親友は、無闇に人を避けるような男じゃない
きっと何かあるんだ
絶対、一生懸命何か悩んでるんだ
N「大丈夫。相葉さんは、どんな潤くんも大事だと思うから」
うん
それだけは絶対だから
O「んん?」
N「なんかね。…なんか変だよ」
呟く俺の目の前で、さと兄と潤くんが不思議そうな顔をした
俺だけかな?
この話を聞き始めてから
ずっと何か違和感を感じてるんだ
黙り込んだ俺に、潤くんが恐る恐る声を掛けてきた
M「ニノ、あのさ…」
N「…ん、なに?」
M「あの…、何か言ってなかった?」
N「へ?何が」
M「まー兄。…ニノに何か言ってなかった?」
N「…え、…特に何も……」
M「…あ、…そうなの?」
そうだよ
そこに違和感があるんだよ
帰ってこない相葉さん
潤くんを避けてるのも変けどさ
俺の事もさと兄の事も避けてるじゃない?
曲がりなりにも、あの人俺のこと好きなんでしょ?
それなのに、ダンマリ決め込んでるなんてオカシイじゃないの
ううん、それだけじゃなくて
もっと
もっと前から…
N「俺、会ってくるよ。相葉さんに」
俺の言葉に潤くんは不安そうな顔をしたから
N「大丈夫だよ」
その曇りを打ち消すように俺は頷いて見せた
大丈夫
根拠はないけど、きっと大丈夫
伊達に小学校からツルんでんじゃないよ?
俺の大事な親友は、無闇に人を避けるような男じゃない
きっと何かあるんだ
絶対、一生懸命何か悩んでるんだ
N「大丈夫。相葉さんは、どんな潤くんも大事だと思うから」
うん
それだけは絶対だから